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2011年03月27日

大切な人を守るためとは

ジェームズです。

今年になってから大切に思っていたお年寄りが旅立ちました。

食事を食べることができないということは栄養が摂れないということです。

後期高齢者ということもあり歳を重ね、顔の表情は頬などやせて骨ばっているように痩けていました。

元気のように見えた彼は次第に体力が低下して寝たきりのようになってしまいました。

ところが何らかの切っ掛けで食事を食べれなかった原因が顎が外れていて嚥下ができなかったことが判明したそうです。

しかし、その時は結果的に既に手遅れでした。

家族が異変に気が付かなかったのは致し方なかったということです。

また、体力がなくなってきた後期高齢者の彼は自力歩行が不安定になり転倒の危険性が生じてきました。

椅子に座っても踏ん反り返っているか、テーブルにふさっているようになり、倦怠感があり2日間寝て安静しながら食事や水分を摂取していたら誤嚥性肺炎となり受診した頃には手遅れになっていたそうです。

深夜に急変した彼女は腹部の痛みが増して来て苦しみました。

高齢者になればなるほど同じ病状でも若い人より痛みが感じないといいます。

翌日になり病院へ受診し入院となったのですが、肝臓の出血が多くて既に手遅れだったようです。

彼女がいつも大切に持っていたバックの中に入っていたものが二品あったようです。

一つは知りませんが、もう一つは、私と二人で写っていた写真だったと聞きました。

とても私のことを気にしてくれていた彼女に偶然お会いし、話をしたのは急変した日の昼間の15時頃でした。

急変した時に...深夜であっても早く病院に行っていたらどうだったのか?

そうであっても手遅れだったのかもしれませんが...。

高齢者になればなるほど痛みは感じなくなり、病状も重症なのにそう感じることは少ないのです。

病状の進むのは若い人より遅いのですが、体力的なことを考えると、やはり早期の病院受診が必要になります。

病院受診しても安心ができないこともありますが、特別養護老人ホームや老人保健施設などの福祉施設に入所していたり通所を利用していたりする利用者や家族が『医師や看護師がいるから大丈夫』と施設を病院みたいに勘違いしている人がいます。

老人保健施設には医師や看護師はいますが、検査する機械などはありません。

薬品などの在庫も限られています。

ましてや老人ホームには常勤の医師がいる施設はないとは言えませんが、少ないはずです。

決して施設にいるから大丈夫だと勘違いしないで、入所しているなら疎遠にならないように面会をできるだけして、通所を利用しているのなら体調を観察して不良と感じたら病院受診をして下さい。

手遅れになったら哀しいですし後悔します。

介護を必要としている人やお世話をしている家族も、今を大切に精一杯生きたいと思います。

苦しいことなどを我慢し続けること、堪え忍ぶ心を日本人は美しいと思いがちです。

しかし、身体や心を本当に病んでしまったら手遅れになりますし、そうでなくても回復するには時間がかかります。

しかし、だからといって直ぐに何をすれば良いのか分からないと思います。

そしたら、そんなことがないように直ぐ近くにいたり、黙っていてでも良いですから傍にいて安心させることが第一歩になるとのだと感じます。



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